スマホの障がい者割引はどこが安い?3社比較と楽天モバイル・ワイモバイルの場合【2026年】

「携帯の障がい者割引は、どこが一番安いの?」「楽天モバイルやワイモバイルにも割引はある?」——そんな疑問に、2026年10月25日時点の各社公式の料金をもとに答えます。ご本人だけでなく、家族の代わりに調べている方にも読みやすいよう、手続きの方法もまとめました。

結論
  • 障がい者割引があるのはドコモ・au・ソフトバンクの3社だけ。割引額はドコモ(月1,980円)が一番大きい
  • 楽天モバイル・ワイモバイルには障がい者割引はない。ただし1人分の月額で比べると、割引を受けた大手3社より安い
  • 家族割・光回線とのセット割・電話の量で結果は変わる。今の割引後の請求額と見比べてから決める

自分はどう動けばよいか、今の状況から確認できる早見表です。

今の状況まずやること
ドコモ・au・ソフトバンクで、まだ割引を申請していない今の会社で割引を申請する(家族の代理手続きも可能)
ドコモ mini・irumo を使っているハーティ割引の対象外。ドコモ MAXなど対象プランの料金と比べる
大手3社で割引を受けている割引後の請求額を、楽天モバイル・ワイモバイルの月額と比べる
データは月3GB以下しか使わない差が大きい区分。楽天モバイル1,078円・ワイモバイル3,278円
電話をよくかけるドコモのかけ放題(割引で1,100円)やauの通話料半額も含めて比べる
家族みんなでauを使っているauの割引は家族割プラスと併用できるので、家族の合計で比べる
目次

障がい者割引があるのはドコモ・au・ソフトバンクだけ|3社の比較表

障がい者向けの割引があるのは、ドコモ(ハーティ割引)・au(スマイルハート割引)・ソフトバンク(ハートフレンド割引)の3社です。月額の割引額はドコモ1,980円・au440円・ソフトバンク220円(税込・2026年10月25日時点、各社公式ページで確認)です。

比較項目ドコモ(ハーティ割引)au(スマイルハート割引)ソフトバンク(ハートフレンド割引)
月額の割引額1,980円(ドコモ MAXなど)440円(auバリューリンクプランなど)220円(基本プラン(音声))
通話の割引5分通話無料オプションが無料、かけ放題が1,100円au・一般電話あて50%引き、他社携帯あて20%引き通話料の割引なし(対象オプション4つが60%引き)
家族割との併用できない(みんなドコモ割などと重ねられない)できる(家族割プラス・auスマートバリュー)公式の割引ページに記載なし
対象外のプラン・会社ドコモ mini・irumo・ahamoUQモバイル・povoワイモバイル・LINEMO
申し込み方法店頭・My docomo・電話(151)・郵送店頭・郵送店頭
3社の障がい者割引それぞれの強みの図。ドコモ(ハーティ割引)は割引額がいちばん大きく、電話・My docomoでも申し込める。au(スマイルハート割引)は家族割プラスと一緒に使え、通話料が安くなる。ソフトバンク(ハートフレンド割引)は対象の証明書が広く、使用者として登録した人も対象。どの会社も、割引を受けるには申し込みが必要

割引額と手続きのしやすさはドコモ、家族割と一緒に使えるのはau、対象となる証明書の幅広さはソフトバンクが特徴です。

割引の対象になる手帳・受給者証は次のとおりです。手帳がなくても、ソフトバンクなら自立支援医療受給者証(精神通院)で割引を受けられる場合があります。

手帳・受給者証ドコモauソフトバンク
身体障がい者手帳○○○
療育手帳○○○
精神障がい者保健福祉手帳○○○
特定疾患医療受給者証○○○
特定疾患登録者証○○-
特定医療費(指定難病)受給者証○○○
自立支援医療受給者証(精神通院)--○
小児慢性特定疾病医療受診券--○

※「-」は、各社の対象の一覧に載っていないものです。各社の詳しい割引内容は、このあとの章で説明します。

楽天モバイル・ワイモバイルに障がい者割引はある?

楽天モバイルにもワイモバイルにも、障がい者割引はありません(2026年10月25日確認)。ただ、もともとの料金が安いため、1人分の月額で比べると、割引を受けた大手3社より安くなります。一方で、乗り換えると今の割引はなくなります。両方を並べて見ていきます。

楽天モバイル・ワイモバイルの障がい者割引の図。楽天モバイルは障がい者割引なし、料金は使ったデータ量で決まり、国内通話は「Rakuten Link」アプリで無料。ワイモバイルは障がい者割引なし、旧「ハートフルサポート」は受付終了、データを使い切っても追加料金なし。乗り換えると、今の障がい者割引はなくなる

楽天モバイル:割引はないが、月1,078円から使える

楽天モバイルの公式FAQにある割引の一覧は「最強家族割」「最強青春割」「最強こども割」「最強シニアプログラム」の4つで、障がい者向けの割引はありません。

基本の料金プラン「Rakuten最強プラン」は、使ったデータ量で月額が自動的に決まります。3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GBを超えると無制限で3,278円です(税込・楽天モバイル公式の料金)。

電話は「Rakuten Link」というアプリからかけると、国内通話が無料になります。スマホにもとから入っている電話アプリでかけると30秒22円かかるため、アプリの操作に慣れていない方は、家族が設定を手伝えるかも考えておくと安心です。

また、自宅やよく行く場所で楽天モバイルの電波が使えるかは、申し込む前に確かめておきましょう。

ワイモバイル:旧「ハートフルサポート」は2014年に受付終了

ワイモバイルには、かつて「ハートフルサポート」という障がい者向けの割引がありましたが、2014年7月31日に新規受付を終えています。現在の料金プランに障がい者向けの割引はなく、ソフトバンクのハートフレンド割引もワイモバイルは対象外です。

料金プランは「シンプル3」の3つで、2026年6月2日の改定後はS(5GB)3,278円・M(30GB)4,378円・L(35GB)5,478円です(税込・ワイモバイル公式の料金)。

通話オプションは、1回10分までのかけ放題が月880円(シンプル3 Lは申し込み不要で付いています)、時間無制限のかけ放題が月1,980円(シンプル3 Lは1,100円)です。

なお、UQモバイル・ahamo・mineoなどにも、スマホ向けの障がい者割引はありません。UQ WiMAXの「ハート割」はホームルーター・モバイルWi-Fi向けで、スマホのUQモバイルとは別のサービスです。

データ量別の月額比較|大手の割引後と楽天・ワイモバイル

月20GBを使う場合、障がい者割引を受けたあとの月額はドコモ6,468円・au7,568円・ソフトバンク7,788円です。これに対して、割引のない楽天モバイルは2,178円、ワイモバイルは4,378円です(税込・2026年10月25日時点、各社公式の料金で計算)。

月のデータ量ドコモ(割引後)au(割引後)ソフトバンク(割引後)楽天モバイルワイモバイル
1GBまで3,718円4,488円5,038円1,078円3,278円
3GBまで4,818円6,138円6,138円1,078円3,278円
20GBまで6,468円7,568円7,788円2,178円4,378円
20GB超6,468円7,568円7,788円3,278円5,478円(35GBまで)

※1人で契約し、家族割・光回線とのセット割を使わない場合の金額です。ドコモは「ドコモ MAX」、auは3GBまで「スマホミニプラン+」・それ以上は「auバリューリンクプラン」、ソフトバンクは5GBまで「ミニフィット2」・それ以上は「テイガク無制限」で計算しています。ソフトバンクの2GB〜5GBは6,138円です。

家族割・光回線セット割・電話の量で差は変わる

上の表は1人分の料金です。次の3つに当てはまる方は、表より差が小さくなることがあります。

  • 家族でauを使っている:スマイルハート割引は家族割プラス・auスマートバリューと一緒に使えます。家族3人以上で両方を使うと、auバリューリンクプランは月5,258円です(8,008円から1,210円・1,100円・440円を引いて計算)。
  • 家族でドコモを使っている:ハーティ割引は「みんなドコモ割」などと重ねて使えません。家族割を受けている方は、割引が入れ替わる形になります。
  • 電話をよくかける:ドコモはかけ放題オプションが1,980円から1,100円に、auは通話料が半額(他社携帯あては20%引き)になります。ワイモバイルの時間無制限のかけ放題は1,980円、楽天モバイルはRakuten Linkなら無料です。

なお、ワイモバイルにも家族割(2回線目から1,100円引き)や光回線とのセット割(1,650円引き)があります。家族全員の合計で比べると、より正確になります。

通話の割引がなくなる影響は、かけ放題の料金で取り戻せることがあります。各社の通話オプションを通話時間のタイプ別に比べたい方は、こちらをご覧ください。

乗り換える前に確認したい4つのこと

乗り換える前のチェック
  • 今の請求書で、障がい者割引を受けたあとの金額を確認する
  • 1か月に使っているデータ量を確認する
  • 電話をどれくらいかけるか確認する(通話の割引の大きさで結果が変わる)
  • 乗り換えると障がい者割引がなくなることを、家族で確認しておく

比べたうえで、乗り換えを考える方へ

4つを確認して「割引がなくなっても、こちらのほうが安そうだ」となった方に向けて、2つの窓口を置いておきます。

データ量が少ない方・Rakuten Linkを使える方は

楽天モバイルは使ったデータ量で月額が決まるため、月3GBまでなら1,078円です。乗り換えると今の障がい者割引は使えなくなりますので、今の割引後の金額と見比べたうえでご判断ください。

▶ 楽天モバイル公式サイト

今の請求書を見せて、金額を出してもらいたい方は

ワイモバイルの申込窓口のひとつ「Yステーション」では、見積もりだけの相談もできます。ご本人が来店しづらい場合の進め方も、あわせて聞いておくと安心です。乗り換えると障がい者割引は使えなくなりますので、今の割引後の金額と見比べたうえでご判断ください。

▶ 【Yステーション】お見積り・ご相談はこちら

ドコモ「ハーティ割引」の内容と申し込み方法

ドコモのハーティ割引は、ドコモ MAXなどの月額が1,980円引きになり、音声オプションも安くなる割引です。「ドコモ mini」「irumo」は対象外なので、データをあまり使わない方は注意してください。

割引内容

ドコモ MAXの場合、割引後の月額は1GBまで3,718円、3GBまで4,818円、無制限で6,468円です(税込・ドコモ公式の割引内容ページで確認)。ドコモ ポイ活MAX・ドコモ ポイ活20・eximoなども対象です。

音声オプションは、5分通話無料オプション(880円)が無料に、かけ放題オプション(1,980円)が1,100円になります。

ドコモで割引を受けられない・重ねられないもの
  • 「ドコモ mini」「irumo」は、料金プラン・音声オプションとも対象外
  • ahamoも対象外
  • 「みんなドコモ割」「dカードお支払割」などとは重ねて使えない

申し込み方法

ドコモは4つの方法で申し込めます。外出が難しい場合でも、電話やMy docomoから手続きできます。

  • ドコモショップ(店頭)
  • My docomo(オンライン)
  • 電話(ドコモの携帯から局番なしの151・無料)
  • 郵送

au「スマイルハート割引」の内容と申し込み方法

auのスマイルハート割引は、月額440円引きと通話料の割引がセットになった割引です。家族割プラス・auスマートバリューと一緒に使えるので、家族でauを使っている方は割引を重ねられます。

割引内容

auバリューリンクプラン・使い放題MAX+・スマホミニプラン+など、受付中の主なプランで月額440円引きです(税込・au公式のスマイルハート割引ページで確認)。

通話料とSMS送信料は、au・一般電話あてが50%引き、他社の携帯電話あてが20%引きになります。ただし「通話定額2」「通話定額ライト2」などの通話定額に入っている方は、通話料の割引の対象外です。

ほかの割引との組み合わせ
  • 家族割プラス:一緒に使える
  • auスマートバリュー(光回線などとのセット割):一緒に使える
  • au PAY カードお支払い割:一緒に使えない

対象になるのは、契約者ご本人(料金を支払う名義の人)が手帳などの交付を受けている場合です。家族名義の回線を使っている場合は、契約者が誰かを先に確認しておきましょう。なお、UQモバイル・povoはスマイルハート割引の対象外です。

申し込み方法

au style・auショップへの来店か、郵送で申し込みます。郵送の場合は、電話またはチャットで申込書類を取り寄せます。

店頭では、障がい者手帳アプリ「ミライロID」を見せて手続きすることもできます。

ソフトバンク「ハートフレンド割引」の内容と申し込み方法

ソフトバンクのハートフレンド割引は、基本プラン(音声)が月220円引きになる割引です。割引額は3社で一番小さいものの、対象となる証明書の種類が広いのが特徴です。

割引内容

基本プラン(音声)が1,078円から858円になります(税込・ソフトバンク公式のハートフレンド割引ページで確認)。みまもりケータイ・キッズフォンの基本プランは110円引きです。

通話料の割引はありませんが、留守番電話プラス・割込通話・位置ナビ・電話帳バックアップの4つのオプションが60%引きになります。契約事務手数料・機種変更手数料なども無料です。

対象の方が使用者(契約者とは別に、実際にスマホを使う人として登録する人)として登録されていれば割引を受けられるため、家族が契約者になっている回線でも対象になります。家族割との併用については公式の割引ページに記載がないため、申し込むときにショップで確認してください。なお、ワイモバイル・LINEMOはハートフレンド割引の対象外です。

申し込み方法

ソフトバンクショップへの来店で申し込みます。オンラインや郵送で申し込めるという案内は、公式の割引ページにはありません。

家族が代わりに手続きする方法と必要書類

3社とも、ご本人が来店できない場合は家族(代理人)が手続きできます。書類が足りないとその日に手続きが終わらないことがあるため、先に揃えておきましょう。

代理手続きに共通して必要な書類

  • ご本人の障がい者手帳(または受給者証)の原本
  • 委任状(ご本人の自署または記名捺印があるもの)
  • 代理人自身の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

ドコモで新規契約と同時に申し込む場合、代理人になれるのは家族または法定代理人に限られます。

3社の手続き窓口の比較

手続き方法ドコモauソフトバンク
ショップ来店○○○
オンライン○(My docomo)✕案内なし
電話○(151)書類の取り寄せのみ案内なし
郵送○○案内なし

ショップへ行くのが難しい場合や、家族が遠方に住んでいる場合は、オンラインと電話でも申し込めるドコモが手続きしやすい会社です。

なお、障がい者割引の手続きに限らず、親のスマホを子が代わりに乗り換える場合は、会社ごとに代理契約の条件がまったく違います。乗り換えまで考えている方は、こちらもあわせてご覧ください。

よくある質問

楽天モバイルに障がい者割引はありますか?

ありません。楽天モバイルの公式FAQにある割引は、最強家族割・最強青春割・最強こども割・最強シニアプログラムの4つです(2026年10月25日確認)。ただし月額は3GBまで1,078円からと、大手3社の割引後より安い金額です。

ワイモバイルやUQモバイルに乗り換えても、障がい者割引は使えますか?

使えません。同じグループの会社でも、障がい者割引はドコモ・au・ソフトバンクの3社だけの制度です。乗り換えると今の割引はなくなるので、割引後の請求額と見比べてから判断しましょう。

ドコモ mini や irumo でもハーティ割引は使えますか?

使えません。「ドコモ mini」「irumo」は、料金プラン・音声オプションともハーティ割引の対象外です。割引を受けるには、ドコモ MAXなどの対象プランを選ぶ必要があります。

障がい者割引と家族割は一緒に使えますか?

auは家族割プラス・auスマートバリューと一緒に使えます。ドコモは「みんなドコモ割」などと重ねて使えません。ソフトバンクは公式の割引ページに記載がないため、申し込むときにショップで確認してください。

家族が代わりにショップへ行って手続きできますか?

はい、3社とも代理で手続きできます。ご本人の手帳の原本・委任状・代理人の本人確認書類の3点が共通して必要です。

まとめ

  • ドコモ(ハーティ割引):月1,980円引きで割引額が一番大きい。かけ放題も1,100円に。ドコモ mini・irumoは対象外
  • au(スマイルハート割引):月440円引き+通話料の割引。家族割プラス・auスマートバリューと一緒に使える
  • ソフトバンク(ハートフレンド割引):月220円引き。自立支援医療受給者証(精神通院)も対象で、証明書の種類が広い
  • 楽天モバイル・ワイモバイル:障がい者割引はないが、1人分の月額は大手3社の割引後より安い

どこが安いかは、データ量・電話の量・家族の契約で変わります。乗り換えると今の割引はなくなるので、今の割引後の請求額と比べてから、ご家族の状況に合わせて判断してください。

なお、ご家族が60歳以上の場合は、障がい者割引とは別に「シニア向けの割引」も使えます。とくに電話が多い方は、かけ放題の料金に大きな差が出ます。

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