障がい者割引スマホ比較|ドコモ・au・SBの違いと代理手続き

「親のスマホ代を安くしてあげたい」「障がいのある家族の代わりに手続きしてあげたい」——そんな方に向けて、大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の障がい者割引を比較しました。

3社とも家族が代わりに手続きすることができます。一方、ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルなどのサブブランドや格安SIMには障がい者割引がないため、乗り換えを検討している場合は注意が必要です。どのキャリアを選べばよいか、家族の状況に合わせて確認しましょう。

目次

障がい者割引があるのは大手3社のみ|格安SIM・サブブランドは対象外

障がい者割引を提供しているのは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社のみです。同じグループのサブブランドや格安SIM(MVNO)には原則として障がい者割引がありません。

格安SIM・サブブランドには障がい者割引がありません
  • ワイモバイル(ソフトバンクグループ):障がい者割引なし
  • UQモバイル(auグループ):障がい者割引なし
  • ahamo(ドコモグループ):障がい者割引なし
  • 楽天モバイル:障がい者割引なし
  • mineo・IIJmio等のMVNO:障がい者割引なし

現在大手3社で障がい者割引を利用している方が格安SIMへ乗り換えると、割引がなくなります。乗り換え前に料金を比較してから判断しましょう。

なお、UQ WiMAXは「ハート割」という障がい者向け割引を提供していますが、これはWiMAX(ホームルーター・モバイルWi-Fi)専用のサービスです。スマートフォン向けのUQモバイルとは別物ですので、混同しないよう注意してください。

ドコモ・au・ソフトバンクの障がい者割引を比較表でチェック

3社の割引内容を横並びで確認しましょう。月額の割引額だけでなく、通話料の割引率や家族割との重複適用可否、オンライン申込の可否など、実際の手続きに関わるポイントも含めてまとめています。

比較項目ドコモ(ハーティ割引)au(スマイルハート割引)ソフトバンク(ハートフレンド割引)
月額割引額1,980円/月440円/月(現行プラン)220円/月(基本プラン)
通話料割引音声オプション割引あり(本文参照)au電話・一般電話 50%OFF / 他社携帯・PHS 20%OFFなし(対象オプション 60%OFF)
家族割との重複不可(ハーティ割引が優先)不可(スマイルハートが優先)条件付きで可(対象プランのみ)
オンライン申込○(My docomo)✕(店頭・郵送のみ)✕(店頭のみ)
事務手数料無料無料無料

月額の割引額はドコモが最大です。また音声オプションも割引価格で使えるため、通話をよく利用する方にもドコモは使いやすい選択肢です。

ネット上の情報にご注意ください

一部のブログやまとめサイトでは3社の割引額が古い情報のまま記載されているものがあります。各社の割引額はプランの改定とともに変更されており、本記事の数値と異なる場合があります。申込前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

ドコモ「ハーティ割引」の内容と申し込み方法

割引内容

ドコモの「ハーティ割引」は、月額1,980円(税込)の基本料金割引に加えて、音声オプションの割引が受けられます。通話料そのものの割引率(%)は公式サイトに明記されていませんが、以下の音声オプションが割引価格で利用できます。

ドコモ光とのセット割引(月額-1,100円)との併用も可能です。ただし、「みんなドコモ割」などの家族向け基本料割引とは重複して適用できず、ハーティ割引が優先されます。なお「ファミリー割引」(ドコモユーザー同士の通話が無料になるサービス)は引き続き利用できます。

対象となる手帳・受給者証の種類

以下のいずれかをお持ちの方が対象です。

  • 身体障がい者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 特定疾患医療受給者証・登録者証
  • 特定医療費(指定難病)受給者証

申し込み方法

ドコモは3つの方法で申し込みができます。外出が難しい状況でも対応できるため、3社の中で最も手続きの柔軟性が高いのが特徴です。

  • ドコモショップ(店頭)
  • My docomo(オンライン)
  • ドコモインフォメーションセンター(電話:151番)

au「スマイルハート割引」の内容と申し込み方法

割引内容

auの「スマイルハート割引」は、現行プランに対して月額440円(税込)の基本料金割引と、au・一般電話への通話料50%OFFが適用されます。他社携帯・PHSへの通話は20%OFFになります。

家族割(家族割プラス等)との重複適用はできませんが、家族人数のカウント対象には含まれます。他の家族が家族割の恩恵を受ける場合には、家族回線として加入する意義があります。

スマートフォンアプリ「ミライロID」(障がい者手帳アプリ)にも対応しており、手帳の原本を持参しなくてもミライロIDを提示することで手続きができます(店頭のみ)。

対象となる手帳・受給者証の種類

以下のいずれかをお持ちの方が対象です。

  • 身体障がい者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 特定疾患医療受給者証
  • 特定医療費(指定難病)受給者証など

申し込み方法

auはau style / auショップへの来店、または郵送での申し込みとなっています。My auからのオンライン申し込みはできません。郵送を希望する場合は、電話またはチャットで書類を取り寄せる手続きが必要です。

なお、UQ、povoはスマイルハート割引の対象外です。

ソフトバンク「ハートフレンド割引」の内容と申し込み方法

割引内容

ソフトバンクの「ハートフレンド割引」は、基本プランに対して月額220円(税込)の割引が適用されます(みまもりケータイ・キッズフォン等は110円)。通話料そのものの割引はありませんが、以下の有料オプションが60%OFFで利用できます。

60%OFFの対象有料オプション:留守番電話プラス/割込通話/位置ナビ/電話帳バックアップ

月額の割引額は3社の中で最も少ないですが、「新みんな家族割」などの家族向け割引との重複適用が、対象プラン(メリハリ無制限等)であれば可能です。これは3社の中でソフトバンクだけの特徴です。家族全員でソフトバンクを使っており、家族割もあわせて活用したいという方には選択肢になります。

なお、ワイモバイル、LINEMOはハートフレンド割引の対象外です。

対象となる手帳・受給者証の種類(3社中最も広い)

ソフトバンクはドコモ・auと比べて対象となる証明書の範囲が最も広く、以下が含まれます。

  • 身体障がい者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 特定疾患医療受給者証
  • 特定医療費(指定難病)受給者証
  • 自立支援医療受給者証(精神通院)——ドコモ・auは対象外
  • 小児慢性特定疾病医療受診券

精神科への通院で自立支援医療を利用しているが手帳を持っていない方は、ドコモやauでは割引対象外となりますが、ソフトバンクなら適用できる場合があります。

申し込み方法

ソフトバンクはソフトバンクショップへの来店が基本です。My SoftBankからのオンライン申し込みはできません。郵送対応については公式サイトに記載がないため、希望する場合はソフトバンクへ直接お問い合わせください。

家族が代わりに手続きする方法と必要書類

3社とも、本人が来店できない場合は家族(代理人)が手続きを行うことができます。ただし、書類の不備があると当日手続きが完了しない場合もあるため、事前に揃えておくことが重要です。

代理手続きに共通して必要な書類

  • 本人の障がい者手帳(または受給者証)の原本
  • 委任状(本人の自署または記名捺印があるもの)
  • 代理人自身の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)

3社の手続き窓口比較

3社で手続きの柔軟性に大きな差があります。外出が難しい状況の方がいる場合は特に確認しておきましょう。

手続き方法ドコモauソフトバンク
ショップ来店○(基本はこちら)
オンライン(My○○)
電話(オペレーター)○(151番)
郵送△(要問い合わせ)
外出が難しい場合はドコモが最も手続きしやすい

ドコモのハーティ割引はMy docomoからオンラインで申し込めるほか、電話(151番)でも手続きが可能です。「ショップへ行くのが難しい」「遠方で来店できない」という状況での代理手続きには、ドコモが最も対応しやすいキャリアです。

大手3社の割引 vs 格安SIM、どちらが安い?

「障がい者割引より格安SIMのほうが安いのでは?」と感じる方もいるかもしれません。使用するデータ量によって、どちらが安くなるかが変わります。

データ通信量が月10GB未満の軽いユーザーは、ワイモバイルやUQモバイルなどのサブブランド(月額2,000〜3,000円台)のほうが、障がい者割引を適用した大手3社より安くなるケースがあります。

一方、月20GB以上のデータを使う方や、電話をよく使う方は、大手3社の障がい者割引に光回線とのセット割を組み合わせることで、格安SIMより実質的な負担が少なくなるケースもあります。

乗り換えを検討する前に確認したい4つのこと
  • 現在の月額料金と、障がい者割引適用後の料金を比較する
  • 1ヶ月に使っているデータ通信量を確認する
  • 電話をどれくらい使うか確認する(通話料割引の大きさが結果を左右する)
  • 格安SIMに乗り換えると障がい者割引が使えなくなることを家族全員で確認する

よくある質問

家族が代わりにショップへ行って手続きできますか?

はい、3社とも代理での手続きが可能です。本人の手帳原本・委任状(本人署名)・代理人の本人確認書類の3点が共通して必要です。書類の不備があると当日手続きができないことがありますので、事前に各社の窓口へ必要書類を確認しておくと安心です。

ワイモバイルやUQモバイルに乗り換えると障がい者割引は使えますか?

使えません。障がい者割引はドコモ・au・ソフトバンクの大手3社(本体)のみの制度です。同じグループのワイモバイル(ソフトバンク系)・UQモバイル(au系)に乗り換えても割引はなくなります。乗り換え前に料金を比較したうえで判断することをおすすめします。

まとめ

大手3社の障がい者割引を比較しました。それぞれの特徴をまとめます。

  • ドコモ(ハーティ割引):月額1,980円割引+音声オプション割引(かけ放題が1,100円〜)で3社中最も手厚い。オンライン・電話でも申し込める手続きのしやすさも強み
  • au(スマイルハート割引):現行プランへの月額割引は440円、通話料50%OFF。ミライロID対応。手続きは店頭・郵送のみ
  • ソフトバンク(ハートフレンド割引):月額割引は220円と控えめだが、対象手帳の種類が3社中最も広く、自立支援医療受給者証(精神通院)なども含まれる。条件次第で家族割との重複適用も可能

障がい者割引はワイモバイル・UQモバイル・ahamo・楽天モバイル・格安SIMには原則ありません。乗り換えを検討する際は、現在の割引がなくなることを踏まえて料金を比較してみてください。

「手続きの柔軟性」で選ぶならドコモ、「対象手帳の幅広さ」で選ぶならソフトバンクが特徴的です。家族の状況に合わせてご判断ください。

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