「実家の親のスマホ代、月8,000円のままなんとかしたい」「でも親は手続きを面倒がるし、自分は遠くに住んでいる」——そんな状況で、親の代わりに乗り換えを進めようとしていませんか。
結論からお伝えします。代理で契約できるかどうかは、会社ごとにまったく違います。委任状さえ用意すればどこでも代理契約できる、というのは誤りです。実際、au・UQモバイル・ワイモバイルは、委任状があっても原則として代理での新規契約・MNPを受け付けていません。
一方で、ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルは条件を満たせば代理で契約できます。さらに、遠方に住んでいてオンラインで完結させたいなら、名義の問題ごと解決できる方法もあります。
- 主要10社で「家族が代理で契約できるか」の早見表
- 親名義のままにするか、子名義に変えるかの判断基準
- 遠方・店頭・サポート重視の3つのルート別の手順
- 乗り換え後に親がつまずく5つの実務と、子がやるべきこと
この記事の情報は、2026年8月13日時点で各社の公式サポートページを確認して整理しています。手続きのルールは変更されることがあるため、実際に動く前に最新の条件をご確認ください。
結論|代理でできるかは会社ごとに違う【主要10社の早見表】
まず、自分の親が使っている会社が代理契約に対応しているかを確認しましょう。ここでいう「代理」とは、親が同席せず、子だけで新規契約やMNP(電話番号をそのままで他社に乗り換える手続き)を行うことを指します。
| 会社 | 家族が代理で新規契約・MNP | 条件・必要なもの |
|---|---|---|
| ドコモ | できる | 委任状(契約者の自署または記名押印)+契約者と代理人それぞれの本人確認書類 |
| ソフトバンク | できる | 契約者が申込書に記入できない、または来店できない場合。委任状+関係を証明する書類+代理人の本人確認書類 |
| 楽天モバイル | できる(店頭のみ・1回線まで) | 直筆の委任状+家族と確認できる書類の原本+契約者名義のクレジットカード |
| IIJmio | できる(オンライン・名義が違ってもOK) | 新規でプランを契約する場合のみ。開通後は契約者名義に統一される |
| au | 原則できない | 契約者が障がいをお持ちの場合、または来店者が成年後見人の場合のみ |
| UQモバイル | 原則できない | auと同じ。委任状の様式にも「新規契約・MNP加入は受付できない手続き」と明記されている |
| ワイモバイル | 原則できない | 入院・療養中や障がいで手続きが困難な場合のみ。診断書または障害者手帳などが必要 |
| ahamo | できない | オンライン専用。契約者本人が操作する前提の仕組み |
| povo | できない | 同上 |
| LINEMO | できない | 同上 |
※2026年8月13日、各社公式サポートページの記載をもとに作成。条件は変更されることがあります。
- ソフトバンクとワイモバイルで扱いが違う:同じグループですが、ソフトバンクは「来店できない場合」で代理を受け付けるのに対し、ワイモバイルは入院・療養中や障がいなど、より限定された事情が必要です
- au・UQモバイルは委任状があっても不可:多くの解説記事が「委任状があれば代理できる」と書いていますが、au系については当てはまりません
親が使っている会社が「原則できない」に該当した場合でも、打つ手はあります。この記事の後半で、そのための3つのルートを解説します。
なぜ「委任状があればOK」は間違いなのか
そもそも、なぜ会社によってここまで対応が分かれるのでしょうか。理由を知っておくと、店頭で断られて無駄足を踏むことがなくなります。
携帯契約は「契約者」にしか権限がない
携帯電話の契約では、「契約者」と「使用者」は別の概念です。親名義で契約して親が使っているなら両方が親ですが、たとえば子名義で契約して親が使う場合、契約者は子、使用者は親になります。
そして、プラン変更・解約・MNPといった契約に関する手続きの権限は、すべて契約者にあります。実際に端末を使っているかどうかは関係ありません。だからこそ、子が親の契約を動かそうとすると「あなたは契約者ではない」という壁にぶつかるのです。
au・UQモバイル・ワイモバイルが代理を認めない理由
携帯電話は、本人確認を厳格に行うことが法律で求められています。携帯電話が犯罪に使われることを防ぐための「携帯電話不正利用防止法」があり、各社はこれに沿って本人確認の運用を定めています。
この本人確認をどこまで厳しく運用するかは、会社の判断に委ねられている部分があります。au・UQモバイルは、新規契約とMNPについて「契約者が障がいをお持ちの場合、または来店者が成年後見人(判断能力が十分でない人に代わって法律行為を行う権限を、家庭裁判所から与えられた人)の場合のみ」と限定しています。
ワイモバイルも同様に限定的で、「入院・療養中や障がいをお持ちで、来店・契約行為の事務手続きが困難な場合」に限られます。この場合、診断書や障害者手帳などの提出を求められます。
「委任状があれば代理できる」と書かれたまとめ記事を読んで書類を揃え、auショップに行ったものの「原則ご本人の来店が必要です」と断られた——という声は少なくありません。「高齢で店舗に行くのが大変」という理由では、委任状があっても受理されません。
親に無断で手続きするのは、違法になる可能性があります
ここは必ず押さえてください。「親が面倒がるから、身分証とクレジットカードを預かって、親の名前で勝手にオンライン契約してしまおう」——これは絶対にやってはいけません。
本人の同意を得ずに他人名義で契約する行為は、私文書偽造や詐欺にあたる可能性があります。委任状を子が代筆する行為も同じです。家族であっても例外にはなりません。
親が手続きそのものを嫌がる場合の現実的な解決策は、最初から子名義で契約して、端末を親に使ってもらう形にすることです。これなら契約者は子自身なので、名義の問題も同意の問題も発生しません。次の章で詳しく見ていきます。
名義と支払いをどうするか|4つのパターンと選び方
親のスマホを乗り換えるとき、料金プランを選ぶより先に決めるべきことがあります。「誰の名義で契約し、誰が支払うか」です。ここを最初に設計しておくと、数年後の機種変更や解約がぐっと楽になります。
| パターン | 契約者 | 支払い | 向いている状況 |
|---|---|---|---|
| 1 | 親 | 親 | 親が自分で手続きでき、シニア割引を確実に使いたい |
| 2 | 親 | 子 | 費用は子が持ちたいが、名義は親のままにしたい |
| 3 | 子 | 子 | 今後の管理を子がまとめて引き受けたい(おすすめ) |
| 4 | 子 | 子 | 子の家族割・データシェアに親を取り込みたい |
パターン1:契約者も支払いも親本人
契約の実態と名義が一致していて、法的に最もすっきりした形です。60歳以上を対象にした通話割引などのシニア向け割引も、年齢で判定されるため確実に適用されます。
一方で、オンライン手続きの際には親自身のクレジットカードや、顔写真をその場で撮影する本人確認(eKYC=オンラインで完結する本人確認の仕組み)が必要になります。遠方に住んでいる場合、これを電話越しにサポートするのはかなり大変です。
また将来、親の判断能力が低下した場合、解約もプラン変更もできなくなるリスクがあります。成年後見制度を使わない限り、家族であっても手続きが止まってしまいます。
パターン2:契約者は親、支払いだけ子
通信費の負担を子が引き受けつつ、シニア向け割引は親名義のまま受けられる形です。
ただし契約の主体は親のままなので、次に機種変更したいときも、さらに料金を見直したいときも、その都度、親の同意や同席が必要になります。手間が先送りされるだけ、という側面があります。
また、支払名義人として子を指定するには「支払名義人同意書」や家族関係を証明する書類の提出を求められることが多く、会社によってはそもそもこの形を選べません。たとえば楽天モバイルの代理人申し込みでは、支払いは契約者本人名義のクレジットカードに限定されています。
パターン3:契約者は子、利用者登録が親【おすすめ】
子名義で契約し、実際に使うのは親、という形です。多くの会社には「利用者登録」という仕組みがあり、契約者と実際の使用者が違う場合に届け出ることができます。
この形の最大の利点は、プラン変更・オプション解約・機種変更・乗り換えのすべてを、子が自分の判断だけで実行できることです。実家から離れて暮らしていても、自分のスマホから数分で対応できます。親の判断能力が低下した場合のリスクもなくなります。
契約者が30〜50代の子になるため、「60歳以上」を条件とするシニア割引の対象外と判定されることがあります。利用者登録された親の年齢で判定してくれる会社もありますが、一部のブランドでは利用者登録の対象を未成年の家族に限定している場合があり、シニア世代を登録できないことがあります。
「手続きを楽にしたくて子名義にしたら、通話無料の割引が外れて逆に高くついた」という失敗は実際に起きています。申し込む前に、その会社で利用者登録によるシニア割引の適用が可能か確認してください。
パターン4:子の回線に家族回線として追加する
子がすでに契約している回線の家族割やデータシェアに、親を組み込む形です。請求が一本化され、家族間通話が無料になるなど、経済的なメリットは最も大きくなります。
問題は手順です。親名義の電話番号を、子名義の家族プランにそのまま移すことはできません。名義が違うとMNPが拒否されるためです。
これを解決するには、MNPを行う前に、今の会社で「親から子へ」の名義変更(譲渡)を済ませておく必要があります。名義変更にも親の同意書や本人確認書類が必要になるため、結局は親の協力が要ります。
この順番の煩雑さを回避できるのが、次に紹介するルートAです。
親が長電話をよくする場合、通話定額オプションを付けると差が縮まります。さらに後述するキャリアメールの持ち運び(月額330円程度)や、遠隔サポートのオプション(月額400〜550円程度)を追加すると、大手キャリアのシニア向けプランと大きく変わらない金額になることもあります。
親の使い方(通話時間・データ量・必要なサポート)を確認したうえで、必要なオプションを含めた総額で比べてください。
ここからは、実際に手続きを進めるための3つのルートを紹介します。どれが自分に合うかは、実家との距離と親のサポートをどこまで自分で引き受けられるかで決まります。
【ルートA】遠方でもオンラインで完結させる
実家が遠く、帰省のタイミングを待てない。あるいは帰省しても時間が足りない。そんな場合に最も現実的なのがこのルートです。
先ほど触れたとおり、通常は「名義変更を済ませてからMNP」という2段階の手続きが必要です。ところがIIJmioには、この手間を一度に解決できる仕組みがあります。
IIJmioの公式サポートには、契約者名義とMNPで転入する電話番号の名義人が異なる場合でも申し込みができる旨、そして契約後はそれぞれの名義がすべて契約者に変更される旨が記載されています(2026年8月13日確認)。
つまり、子名義で申し込んで、親の電話番号をそのまま引き継ぎ、開通と同時に名義も子に統一されるということです。事前の名義変更が不要になります。
- 新規でプランを契約する場合に限られます。すでにIIJmioを使っていて、そこにSIMを追加する形では、名義が違うと申し込めません
- 契約者またはMNP転入する電話番号の名義人が18歳未満の場合は申し込めません
- 名義が子に統一されるため、シニア向け割引の考え方も変わります。親の年齢による割引を前提にしている場合は、事前に条件を確認してください
ルートAの手順
名義が子に変わること、電話番号は変わらないこと、料金がいくらになるかを説明します。無断で進めないことがすべての前提です。
端末の分割払いが残っていないか、返却プログラムに加入していないかを確認します。ここを見落とすと、想定外の請求が発生します。
現在は「MNPワンストップ」という仕組みが普及しており、対応している会社どうしの乗り換えなら、事前にMNP予約番号を取得する必要がありません。古い解説記事は「まず予約番号を取得」と書いていることがありますが、対応状況を先に確認したほうが手間が減ります。
本人確認も支払いも子自身のものを使うため、親に操作をお願いする場面がありません。ここがこのルートの一番のメリットです。
開通のタイミングは自分で選べます。親のそばにいられる日に合わせて開通させると、その後の設定までまとめて対応できます。
名義が違ってもオンラインでMNPできる会社は限られます。この方法が使えそうな方は、料金プランと現在の申込条件を確認しておきましょう。条件は予告なく変更されることがあります。
【ルートB】店頭で子が代理契約する
実家が近い、または帰省のタイミングで店舗に行ける。けれど親を店舗に連れて行くのは難しい——という場合はこのルートです。
代理契約を受け付けている会社のうち、店舗数が多く選びやすいのが楽天モバイルです。公式サイトには、委任状によって代理人が申し込めること、ただし対象は1回線に限られることが明記されています。
- 契約者本人が直筆で書いた委任状(作成から3か月以内のもの)
- 代理人(子)の本人確認書類の原本
- 家族であることが確認できる書類の原本(住民票や戸籍謄本など)
- 契約者名義のクレジットカード
※2026年8月13日時点、楽天モバイル公式の代理人申し込みページで確認。
ここが見落とされがちな点です。楽天モバイルの代理人申し込みでは、毎月の利用料金は契約者本人名義のクレジットカードで支払うことになっています。つまり、子が代わりに手続きしても、子のカードで支払うことはできません。
「通信費は自分が負担してあげたい」という場合は、このルートでは実現できません。その場合はルートA(子名義で契約する方法)を検討してください。
なお、家族であることを証明する書類は原本が必要です。住民票や戸籍謄本は取得に時間がかかるため、帰省の直前ではなく、余裕をもって準備しておきましょう。委任状も親の直筆が必要なので、事前に郵送してサインをもらっておくとスムーズです。
店頭で代理申し込みができる会社は多くありません。書類を揃えて店舗に向かう前に、料金プランと現在のキャンペーン内容を確認しておきましょう。
【ルートC】親を同席させて、その後のサポートを店舗に任せる
3つ目は、少し発想を変えるルートです。契約のときだけは親に同席してもらい、その代わり乗り換え後のサポートを店舗に引き受けてもらうという考え方です。
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、契約そのものを代理で済ませても、その後に発生する作業のほうが実は大変です。「画面が変わった」「メールが見られない」といった連絡が毎週来るようになった、という話は珍しくありません。
親が自分で駆け込める店舗があると、この負担がかなり減ります。ワイモバイルは全国に店舗があり、対面でのサポートを受けやすい選択肢です。
ワイモバイルは、新規契約・MNPについて原則として契約者本人の来店が必要です。代理が認められるのは、入院・療養中や障がいで手続きが困難な場合に限られ、診断書や障害者手帳などの提出を求められます。
したがってこのルートは「代理で契約する方法」ではなく、契約の日だけは親と一緒に行く前提のルートです。1回だけ親に付き合ってもらえば、その後の面倒を店舗に任せられる、というトレードオフだと考えてください。
ひとつ注意点があります。店舗でのデータ移行や操作説明のサポートは、近年、有償になっているケースが増えています。無料で対応してもらえるとは限らないため、契約時にどこまでが無料で、何が有償かを聞いておくと安心です。
また、親が一人で店舗に行くと、必要のないオプションやタブレットを勧められて契約してしまうことがあります。契約内容は定期的に子が確認できるようにしておきましょう。
乗り換え後にやること|親がつまずく5つの実務
回線の切り替えが終わっても、作業はまだ残っています。むしろ親世代にとっては、ここからが本番です。事前に把握しておくと、帰省の限られた時間を無駄にせずに済みます。
①データ移行|親のパスワード忘れが最大の関門
端末も新しくする場合、写真や連絡先の移行が必要です。iPhone同士なら「クイックスタート」で比較的簡単に移せますが、AndroidやOSをまたぐ場合はバックアップと復元の作業が発生します。
実際に最も多いつまずきは、作業手順ではなく親がApple IDやGoogleアカウントのパスワードを覚えていないことです。メモをなくしていることも多く、パスワードの再設定だけで半日つぶれることがあります。
帰省の前に電話で「このパスワード、わかる?」と確認しておくだけで、当日の作業が大きく変わります。
②LINEの引き継ぎ|失敗すると友だちが消えます
旧端末で「アカウント引き継ぎ設定」をオンにし、トーク履歴をバックアップしてから移行します。
注意したいのは、LINEにパスワードを設定していないまま旧端末を手放すと、アカウントごと復旧できなくなることです。親世代は登録したメールアドレスもパスワードも把握していないことが多いため、移行を始める前に必ず確認してください。
③キャリアメールの持ち運び|期限は解約後31日以内
以前は乗り換えると @docomo.ne.jp などのアドレスは使えなくなりましたが、現在は各社が「メール持ち運びサービス」を提供しており、月額330円程度で継続して使えます。
ただし申し込み期限は解約後31日以内です。ここを過ぎると復活できません。親が銀行や病院の予約でそのアドレスを使っている場合は、乗り換えの計画に組み込んでおきましょう。
月額を払いたくない場合は、乗り換える前に、登録先のメールアドレスをGmailなどに変更しておく作業が必要です。これも子が手伝うことになります。
④キャリア決済で払っていたサービスの支払い変更
電話番号が変わらない限り、銀行アプリやマイナポータルなどのSMS認証には影響しません。
見落としやすいのが、d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いといったキャリア決済で月額サービスを払っていたケースです。乗り換えると決済手段が無効になり、サービスが止まります。クレジットカード払いなどへの変更を忘れずに行いましょう。
⑤親向けの初期設定|ここで使いやすさが決まります
最後に、親が実際に使いやすい状態に整えます。ここを飛ばすと「前のほうが良かった」と言われかねません。
- 文字サイズとアイコンを大きくする
- よく電話する家族・かかりつけ病院の連絡先をホーム画面に配置する
- 着信音と通知音の音量を上げる
- 使わないアプリの通知をオフにする(不要な通知は混乱のもとになります)
- 困ったときにどこへ連絡すればいいかを紙に書いて渡しておく
離れて暮らしている場合は、各社が提供している遠隔サポートのオプション(月額400〜550円程度)に加入しておくのも一案です。画面を共有しながらオペレーターが対応してくれるため、子がすべてを抱え込まずに済みます。
乗り換えのタイミングで発生する事務手数料については、こちらの記事で会社ごとに整理しています。

よくある質問
- 親に内緒で手続きを進めても大丈夫ですか?
-
やめてください。本人の同意を得ずに他人名義で契約する行為は、私文書偽造や詐欺にあたる可能性があります。委任状を子が代筆するのも同じです。親が手続きそのものを嫌がる場合は、最初から子名義で契約して端末を親に使ってもらう形にすれば、名義の問題も同意の問題も発生しません。
- 委任状をきちんと書けば、私が店舗に行って全部契約できますか?
-
会社によります。ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルは条件を満たせば可能です。一方、au・UQモバイルは「契約者が障がいをお持ちの場合、または来店者が成年後見人の場合のみ」、ワイモバイルは「入院・療養中や障がいで手続きが困難な場合のみ」に限られ、委任状があっても通常は受け付けてもらえません。書類を揃える前に、記事前半の早見表で確認してください。
- 親名義のままにするか、子名義に変えるか、どちらがいいですか?
-
今後の管理を子が引き受けるつもりなら、子名義(利用者は親)にしておくと、プラン変更も機種変更も子だけで完結できます。将来、親の判断能力が低下したときに手続きが止まるリスクも避けられます。ただし契約者が子になることで、60歳以上向けのシニア割引が適用されなくなる場合があります。親の通話量が多い場合は、割引の有無で総額が逆転することもあるため、申し込み前に条件を確認してください。
まとめ|迷ったら「子名義・利用者は親」が管理しやすい
親のスマホ乗り換えを子が代行するとき、最初に確認すべきは「その会社が代理契約を受け付けているか」です。
- 代理契約の可否は会社ごとに違う。au・UQ・ワイモバイルは委任状があっても原則不可
- 同じグループでも、ソフトバンクは可・ワイモバイルは原則不可と扱いが異なる
- 親に無断で手続きするのは違法になる可能性がある。必ず同意を得る
- 遠方ならルートA(子名義でオンライン完結)、近距離ならルートB(店頭で代理)、サポート重視ならルートC(親と同席)
- 契約後のデータ移行・LINE・キャリアメールの作業まで含めて計画を立てる
そのうえで、迷ったときにおすすめしたいのは「契約者は子、実際に使うのは親」という形です。手続きのたびに親の同意を取り直す必要がなくなり、離れて暮らしていても子のスマホから対応できます。将来を見据えたときにも、この形にしておくメリットは大きくなります。
ただし、シニア向け割引が使えなくなる場合がある点だけは事前に確認してください。親の通話が多い場合は、割引の有無で総額が変わることがあります。
親本人が契約者のまま、シニア向けの割引を活用したい場合は、こちらの記事で各社の条件を比較しています。

また、乗り換え前に今の端末の分割払いや返却プログラムが残っていないかは、必ず確認しておきましょう。


